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竹中錬一

竹中錬一

Renichi Takenaka

1911-1996

つぶやく

「建築は凍れる歴史であり、凍れる詩である」と言われますが、それはその時代、その民族の思想・文化・科学の水準あるいは変遷を知ることができるからなのです。私たちはこの建築を通じて、日本の文化のひとコマ、わが社の歴史の1頁を後世に残すことになるのであり、この使命は誠に高く、責任は重いのです。……

1911年3月1日─1996年12月31
兵庫県神戸市出身。竹中工務店社長、竹中不動産会長。早稲田大学理工学部建築学科卒、早稲田大学大学院を経て、1934年、父・竹中藤右衛門が創業した竹中工務店に入社。1945年社長、1980年会長を努める。南極観測用施設、東京タワー、国立劇場などを建設。業界に先がけての総合的品質管理の導入などで、同社を大手ゼネコンに育てた。1975年には無公害、省エネルギー空調システムの開発で毎日工業技術奨励賞受賞。

DATA
資料提供:竹中工務店

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