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今井兼次

今井兼次

Kenji Imai

1895-1987

つぶやく

イエズス会は長崎市長の協力を得て、国際的巡礼地にふさわしい、恒久的な記念施設を建設することになった。計画された記念施設は記念碑と資料館である。設計は早稲田大学の今井兼次教授。設計の精神的基盤となったものは、スペインの建築家アントニオ・ガウディの人間像の追究によって、その建築の実体を極めることであった。……

1895年─1987年
1919年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。1937年、早稲田大学教授。1965年、早稲田大学名誉教授。1960年《大多喜町役場》(1959)、1963年《日本二十六聖人殉教記念館》(1962)で日本建築学会賞受賞。また、1966年日本芸術院賞、1977年日本建築学会賞大賞を受賞。主な建築作品=《早稲田大学図書館(現、早稲田大学会津八一記念博物館)》(1925)、《早稲田大学坪内博士記念演劇博物館》(1928)、《碌山美術館》(1958)、《桃華楽堂(現、楽部音楽堂)》(1966)など。

DATA
資料提供:映像資料=『日本26聖人記念館』(大成建設株式会社)、音声資料=今井先生古希記念会

アーカイブス資料