010

吉阪隆正

吉阪隆正

Takamasa Yoshizaka

1917-1980

つぶやく

新入生の諸君、入学おめでとう。建築をめざして入ってこられただろうけれども、あまり建築にこだわることなく勉強したほうがいいと思います。これからの4年、あるいは6年間、麻雀でもスポーツでもなんでもいいから1位になってみせるという計画を立てられることを是非おすすめします。建築は幅広いですから、どんなアプローチもできるのです。……

1917年2月13日—1980年12月17日
東京に生まれる。1920年から1923年、家族でローザンヌに移住。しかし1929年再度ジュネーブ移り5年間過ごした。1938年、早稲田大学高等学院卒業。1941年、早稲田大学卒業。1942年、今和次郎の後を受け日本女子大学住居学科講師。1946年、早稲田大学専門部工科講師。1947年、早稲田大学専門部工科助教授。1949年、戦後第1回フランス政府給付留学生として渡仏。これを機にル・コルビュジェのアトリエに勤務。1953年、早稲田大学に復職、1959年に早稲田大学教授となる。1962年、《アテネフランセ校舎》(1961)で日本建築学会賞作品賞を受賞。1964年、U研究室を設立。1973年、日本建築学会会長就任。主な建築作品=《ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館》(1956)、《ヴィラ・クゥクゥ》(1956)、《大学セミナー・ハウス》(1963-66)など。

DATA
資料提供:所蔵 早稲田大学所蔵
協力 放送大学
本映像は、放送大学が設立される10年前、昭和47年にUHF14チャンネルで実験的に放送された映像です。当時、文部省の委託ではじまったものでNHKの電波を利用していました。本学に長く保管されていたものを公開するものです。
参考:昭和47年2月10日 朝日新聞朝刊「人気呼ぶ放送大学実験番組」

アーカイブス資料